南三陸町のサケふ化場と水揚げ

今年の川でのサケの捕獲も厳しい状況で、早々「海中親魚」からの卵の採卵へと現在進んでいる。海の鮭も量が昨年よりも少ないと言う。
サケの稚魚も台風19号の岩手の養殖場が被害にあい、昨年より2割少ない入荷と言う。毎年1000万卵の確保を目標に、放流事業を震災の翌年?から、淡水協会は努力を続けているが、今年の4年目の「サケ回帰率」も少ないと言う。
海水温がこれまでより「2度」も高く、サケの回遊が湾内・川への遡上が少ない。今後も海水温の上昇傾向にある中で、将来的にも厳しい水産業の現状を懸念する。気仙沼の大川や気仙沼市場でも、サケの水揚げが今一つ低迷している。
震災前は20億円とも言われた、南三陸魚市場の量・金額とも、低迷は続き、毎年の漁民の努力が何時報われるか、先が不透明な感じだ。
志津川の真ダコも、水揚げ不振で「タコカゴ」をやめたと言う話も聞こえてきている。水産業の状況を厳しいとばかりはいってはいれない。どうにかして南三陸の水産業の再構を図って行かないと、町の疲弊へと繋がる。
もっと多くの町の予算を使い、水産業を高めていかないと、南三陸町の未来は無い。頑張りましょう。
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