南三陸町の復興は町長のやりやすい議会状態

南三陸町の出来事には、佐藤町長の選挙戦略行動・パフォーマンスが多い。与党の議員からの「出馬はするのか」との発言させる為の、議会と行政とのやり取りは、まさに劇場型議会に見えてしまう。少数野党の冷ややかな姿が、議会のネット放送からも伝わってくる。
「6月定例議会の一般質問の、菅原辰雄議員は「震災復興途上での佐藤町長の町づくりを維持する必要があり、今秋の町長選挙に対する覚悟を聞かせて欲しい」と質問した。それに対してこの14日に、次の町長選に出場の表明をするとした。6月28日に記者会見し、政策を発表すると語った。前回町長選に立候補した小野寺氏は、「今のところ白紙」と答えている。」
「志津川高校では公立高校で初めての学習支援センターを開設する。6月9日『志翔學舎』として開設し、生徒の学力や魅力の向上を図る。運営は東京のNPO法人キッズドアに委託する。運営費は年間1200万円で、町のふるさと納税を活用する。」
「南三陸町は『南三陸道の駅基本構想』に関する意見を募集している。町道の駅整備推進協議会(三浦洋昭会長)」が、基本構想の素案をまとめ佐藤町長に提出した。素案は町の企画課地方創生・官民連携推進室で閲覧できる。閲覧は6月12日までで、この日までに企画課に提出する。」
気仙沼市の出来事には、生活保護者の増加」があり、出生の増加が見られる。市政も厳しい状況の中で、菅原市長の市全体を考慮した政策を断行している。
「気仙沼市の認可保育施設の待機児童が、4月現在で前年の3倍となっている。
4月1日時点で27人にも上り、解消へ私立保育所にも補助金などの対策が必要となっている。待機児童は0~2歳に集中し、核家族化や就労希望の母親が多い事が理由に上げられる。」
「気仙沼市の震災前のピーク時を上回り、「生活保護率」が最高のピーク時は2010年11月で397世帯484人、0.662%だった。大震災による義援金による一時的な収入で大幅に下がったが、年々受給者が増加している。受給者はピーク時より50人減少しているため、人口減少が影響している。今年3月では343世帯430人で、人口が1万人減少し人口あたり0.675%は過去最高となった。」
どこか違う震災からの復興の形。震災の復興途上で多くの町民が亡くなっている。自分が入る本庁舎を町民の住宅再建が残っているのに、自分の任期中の本設は再建途上の町民はどう思うか、考えているのだろうか。
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