合併10年の検証(2) 南三陸町の効果 ③
全国の自治体が観光客の受け入れに力を注ぐ中で、南三陸町の町の疲弊は厳しく、日本の景気と世界の観光客の流れがあり、北陸新幹線と北海道新幹線の開通の効力で、人の流れを南三陸町に導くのは厳しい。新しい市街地づくりと三陸道の延伸や被災した町・防災庁舎だけで人が呼べるとは私は思わない。三陸道はストロー現象となり通過する観光客も多い。一番の問題点は宿泊施設の少ない事にある。大きな受け皿は「南三陸ホテル観洋」だけで、宿泊観光客の9割以上を占めている。新たな地元の若いホテル起業家の出現なしに、町の経済効果とはならない気がし、地元の水産・商工会社での共同ホテル経営を考えるべきと思う。今までにない新しい雇用と税収確保に町は取り組むべきと思う。「まちづくり会社未来」のような第3セクターによる、観光事業拡大の為の政策を立て、規模は身の丈にあったものとし、観光客為にも「宿泊料金」「静かにくつろぐ」など選択の自由を与える事も、観光の町として来客サービスを当然の事業と考える。
(つづく)
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