29年度の中央区の造成完了までに何世帯が残るだろう

歌津地区と戸倉地区と大規模造成地は28年に造成完了となり、地鎮祭も執り行い住民の新たな生活のスタートとなる。志津川地区の3地区では中央区が28年度末までかかり、29年に入り造成が終わる。町住民の減少が町の生活に大きな変化となり現れる。
9月定例会の高橋議員の人口減少の質問の町長答弁に目を疑った。
佐藤町長答弁
45年後には5千人を切る厳しい推計結果が出ている。高齢化率は5割を超え、出生数は年間10人程度と見込まれる。転出抑制と転入増加、出生率向上に向けた取り組みが重要、年度中に総合戦略を策定し、課題に対応していく。
他人事のような発言に、町の復興を誓い住民の早期帰還を約束した、町長の言葉とは思えない。もう町の再建を諦め、職を離れようとしているかのような「町維持は無理」との答えに聞こえ、私は新聞を見て信じられなかった。

写真は気仙沼市の「地鎮祭」ラッシュだ。
こんな人口減への町長の把握する町の状況がありながら、町外への多くの可能性を秘めた、三世代家族の流出阻止への対応をしないままに、現在に至っている町の復興の在り方は、復興計画の策定失敗の何物でもない。
今生まれた子供が45年後に人口5千人の町で、いったい仕事は町にあるのか、どんな住民サービスとなっているだろう。税金は箱物の維持に税収アップとなり、住民サービスは間違いなく低下となる。
この責任は誰にあるのだろうか。無責任な住民投票行動にもある。2年前の小野寺町長となっていたら、少しは人口減も抑制できたかも知れない。UR・ゼネコンが工事を終え町から去ったら、町は静かな過疎の町へと加速する。
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