間違いなく被災地は忘れ去られる

民主の支持を受け、県の重大な問題となっている「原発」を争点から外し、選挙となった。自民が原発支持を進める中で、原発の今後を議論としてない事や、県民も原発争点から目をそらす事は、被災地の復興風化を進める事へと繋がる。復興庁の宮澤大臣の東電株の所持は、本気で昨日は福島の知事選挙があり、長野県の総務省出身の福知事が、前知事と自民・原発被害の福島、そして被災地の復興を出来るのかと思う。6人の激戦ながら地元の原発問題の当事者の出馬もあるが、地元県民もこれからの福島の将来と、「原発を忘れたい」との願望があるからと私は考える。
23.3.11から被災地支援があり、多くの方々が南三陸町に来てくれた。しかし、もう被災地「南三陸町」として、「被災地支援」は風化の一途となり、「観光支援」から「観光」「水産物」による集客を図るしかない。その事はイベントに集まる人の数で判断できる。
気仙沼市の産業フェアでは「日本一の鉄火巻」のイベントがあり、1000人を超える来客が海苔巻作りに参加した。外国人の姿もあり「面白い」と言う。今回の挑戦で静岡の「220m」を2m上回り、日本一を達成した。人口が65000人あり市民が参加する環境がある。我が町は人口減少で現在14500人となり、年間500人が減少していると懇談会でも報告された。このままとはならないまでも、過疎化指定への行政の対策は、観光の町づくりで交流人口の増加しか語らないように思う。
東京オリンピックの2020年の開催は、被災地自治体に取って「被災地風化」があり、復興遅延となり深刻な問題として、町の将来への不安として町民を襲う。
今まで住んでいた住民の町外への流れは、この町で一緒に暮らそうと言う、政策の無さと町民が町を既に見捨てている現状がある。町の中枢で町政に物申していた人が、亡くなり町を去った事で、一方向しかない行政の復興の形で、誰もそれに対し反発・議論とならない事で、残った行政と係わりのある人達の考えの色濃い、町づくりの進め方に間違いはないのか。
町は忘れ去られて、多種多様な考えのない、この町づくりの在り方に「チェック」の薄い体制が心配でならない。
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